正道有理のジャンクBOX

経験から学ぶことも出来ないならば動物にも及ばない。将来の結果に役立てるよう、経験や知識を活用できるから人間には進歩がある。

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2021-01-01から1年間の記事一覧

レーニン「共産主義における『左翼』小児病」学習ノート⑦最終

第9章 イギリスの共産主義「左派」 前章までのレーニンは、ドイツの左翼主義に焦点を当ててきた。しかしこの章では、特別にイギリスの「左派」に絞った検討が行われており、そこには大きな意味があった。当時のイギリスには、まだ共産党は作られておらず、…

レーニン「共産主義における『左翼』小児病」学習ノート⑥

第7章 ブルジョア議会に参加すべきか? 第7章も、ドイツ共産党「左派」の言葉で始まっている。「歴史的にも政治的にも寿命のつきた議会主義という闘争形態に逆もどりすることは、すべて断個としてしりぞけなければならない」――レーニン曰く「これは、こっけ…

レーニン「共産主義における『左翼』小児病」学習ノート⑤

第6章 革命家は反動的な労働組合のなかで活動すべきであるか? レーニンはこの「共産主義における『左翼』小児病」を書く以前――一九一九年十月の『イタリア、フランス、ドイツの共産主義者へのあいさつ』(レーニン全集 第30巻)のなかで、ドイツの「独立」…

消費税を不問にした「インボイス制度導入延期要求」はあり得ない

立憲民主党の「要望書」は小規模事業者を救うものにはならない インボイス制度(適格請求書等保存方式)と言われても、一般にはなじみがない。 これは、消費税の仕入税額控除を受けるための要件の1つとして、適格請求書発行事業者が交付する「適格請求書」…

レーニン「共産主義における『左翼』小児病」学習ノート④

第4章 ボルシェヴィズムは、労働運動内のどんな敵とたたかって成長し、強くなり、きたえられたか? 前章では、ボルシェビキがロシア革命の全歴史を通じて、それぞれのおかれた条件に応じて柔軟で弾力性のある戦術を使い分けてきたことを見てきた。それは、…

レーニン「共産主義における『左翼』小児病」学習ノート③

第2章 ボリシェヴィキの成功の一つの基本条件 「・・わが党に最も厳しい、鉄の規律がなかったならば、労働者階級の全大衆が、すなわち労働者階級のなかで分別があり、誠実で、献身的で、影響があって、おくれた層をみちびいたり、ひきつけたりすることので…

レーニン「共産主義における『左翼』小児病」学習ノート②

第10章 二、三の結論 この章は、その表題にあるように第1章で述べられている「基本的な特徴の二、三のもの」と対応しているのだろう。2章から9章は個別具体的に「左翼」空論主義の例を挙げて批判しており、引用されることも多い。しかし、この10章は、2…

レーニン「共産主義における『左翼』小児病」学習ノート①

序章 (一) レーニンは「共産主義における『左翼』小児病」(以下「『左翼』空論主義」と略)の著作を一九二〇年四月から五月にかけて書きあげた。 そして五月一二日に原稿が仕上がると、その植字から印刷の進行状況までを自分で監督し、このパンフレットの…

原発汚染水の海洋放出を絶対許すな

汚染水放出への怒りを排外主義の扇動でごまかすな! 菅義偉首相は7日夕、首相官邸で全国漁業協同組合連合会の岸宏会長と会談し、東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水の処分方針について意見交換した。会談後には記者団の取材に、…

原発事故は地震や津波だけで起こるのではない

2020/10月の記事に加筆更新しました。

女性蔑視発言を開き直る森喜朗を解任しろ

日本社会には自浄作用も当事者能力も無いのか 東京オリ・パラ組織委員会の森会長が女性差別発言をしてから一週間が経っても、日本オリンピック委員会も政府も全く対応不能に陥っており、「世界から最も遅れた国」としての認知度だけが高まっていく。 最早、…

菅首相は日本学術会議会員6名の任命拒否を曖昧にするな!

内閣官房ー内調による行政介入を許すな! 菅首相が日本学術会議の推薦名簿のうち、6名の会員の任命を拒否したことで、「210人の会員で組織する」(日本学術会議法第七条)という規定に満たない違法状態が続いている。菅首相はこの6名の任命を何故拒否するの…